浮気されたということは一番身近な人に裏切られたということですから、普通は許すことができません。
浮気の証拠が出た後の行動は、子供のために別れない、子供が成人するまでは我慢する、別居して相手の出方を見るなど、人によって様々です。
どんな行動をとるかは人それぞれですが、最終的には「許すか許さないか」の二択を迫られることになります。
浮気が原因で離婚した人の中には、
(やっぱりあの時、許す努力をすべきだったのかも)
と後悔している人もいます。
心情的には怒りが収まらなくても、現実的な生活を考えると離婚しない方がよかったという場合もあるでしょう。
特に、お金の問題は大きいです。
お金がない苦痛は大きいですから、それなら嫌いな夫でもいた方がいいのかもしれません。
一度決断すれば引き返せないので、よく考えてから決める必要があります。
浮気を許した場合
浮気調査で証拠が出た後、6割以上の人はそのまま結婚生活を続けられています。
浮気された側としては当然離婚したいでしょうが、経済的な理由や子供のことがあればそう簡単に離婚はできません。
何十年も結婚生活を続けるうちに許せる日がくるかもしれないので、修復にチャレンジする価値はあります。
ただ、簡単に許してしまうと
「浮気がバレても何とかなるじゃん」
と思って浮気を繰り返しやすいので、それ相応の償いをしてもらう必要があります。
浮気された人のショックは計り知れませんし、やり直すのも並大抵のことではありませんが、一度目の浮気は許してあげてもいいのでは、と思います。
気の迷いやタイミングの問題もあるので、一度の過ちでこれまでの結婚生活を終わらせるのは勿体ないです。
二度三度と浮気を繰り返すようであれば我慢の限界がくるでしょうから、離婚した方がいいでしょう。
浮気を許さず離婚する場合
離婚する場合の慰謝料は、浮気した配偶者と浮気相手の両方に行うことができ、金額も高額になります。
また、浮気は法律上の離婚事由にあたるので、浮気した人は離婚を拒否することはできません。
離婚すれば新しい生活をスタートできるというメリットがある反面、親権や子供の養育費、今後の生活資金など問題は山積みです。
私が見てきた中でも、浮気夫と別れて親元で子育てをするという奥さんは多いです。
子供の立場からしても、仲の悪い両親に育てられるのは辛いでしょうから、親を頼れるなら頼った方がいいでしょう。
ただ、親の援助があったとしてもシングルマザーの生活は厳しいですから、それなりの覚悟は必要です。
参考:浮気されたから離婚する?シングルマザーの生活は甘くないですよ
今は決められない場合
浮気調査を開始する前から、証拠が出た場合にどうするのかハッキリ決めている人は少ないです。
決めていても証拠が出た後で気持ちが変わることもあります。
実際、調査を始める前からハッキリ決めておく必要はありません。
浮気された後にやり直すことができるかは、浮気した人がどれだけ反省するかにかかっています。
自分の軽率な行動を反省して心を入れ替えるのであれば、やり直せる可能性も十分あります。
逆に、浮気相手をかばう人や、自分の非を認めない人とやり直せる可能性は低いです。
特に、
「愛人への慰謝料請求は勘弁してやってくれ」
と言う人は、未だに守るべき対象が浮気相手になっているので、反省などしていません。
離婚するかどうかは証拠が出た後の態度によって決める、くらいの気持ちでも大丈夫です。
許すにしても許さないにしても
浮気した配偶者を許すかどうかは別として、絶対に行うべきなのは浮気相手への慰謝料請求です。
浮気相手が既婚者と知らずに不倫していたのなら慰謝料請求はできませんが、ほとんどの場合は慰謝料を請求することができます。
浮気された人は多大な苦痛を与えられたので、その分の償いはしてもらう必要があります。
また、慰謝料を請求しないと浮気相手は反省しないので、裏で不倫関係を続けているケースも多いです。
夫婦関係は千差万別なので、どの選択肢が正解なのかは自分で考えるしかありません。
「あの時、浮気を許してよかった」と思っている人もいるのでしょうし、「あの時に許さず離婚していればよかった」と思っている人もいるでしょう。
何が正解なのかは何年も経ってみないとわからないものです。
いずれにせよ、不倫関係を終わらせるには証拠が必要になります。
浮気は最も残酷な裏切りですが、被害者が動かないと解決しません。
一人で抱え込めば悪い方向に進みがちですから、信頼できる人に相談するのがいいと思います。
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