ごくたまにですが、夜中に突然、上司から電話がかかってきて

「〇〇君、今から調査出れる?」

と言われることがあります。

 

どういうことかというと、夜の営業時間外に

「今、主人が〇〇のホテルで不倫しているんです。

すぐに行って証拠写真を撮ってきてください!」

と電話がかかってくるのです。

 

探偵は24時間営業ではないので、このような依頼の仕方はよろしくありません。

事前に探偵事務所に来ていただいて、料金や調査方法をしっかり話し合った上で依頼をいただきたいです。

 

でも、中小零細の探偵社だと、突然の電話であっても無下にできないものです。

その密会しているホテルが近場であればお受けすることもあります。

遠方だと急いで行っても間に合わないですからね。

そもそも探偵は24時間待機しているわけじゃないので、出動できないこともよくあります。

 

こういう突発的な事態には若手が引っ張り出されるもので、私も幾度となく呼び出しを受けています。

今回は、夜中に呼び出されて張り込みした話を1つご紹介します。

 

急な呼び出しの場合、まず会社に行って上司と合流し、機材を準備してから電話主の元に向かいます。

急がないと調査対象がホテルから出てきてしまうので、焦りまくりです(-_-;)

 

次は電話主と合流します。

電話主と合流しないといたずら電話かもしれないですからね。

依頼主にはできるだけ現場のホテルの近くまで来てもらいます。

 

こういうケースだと電話主もテンパッていることが多いです。

合流すると矢継ぎ早に

「あのホテルから主人が女と出てくるはずだから絶対に写真を撮って!」

と言われます。

 

傍から見ると、ホテルから出てくる写真を撮るなんて簡単に思えるかもしれませんが、実際はそんなに甘くありません。

調査対象にバレずに撮影するのは、機材があってもけっこう難しいものです。

何時間も張り込みしないといけないし、そもそも張り込みできるスペースがあるかもわかりません。

 

「調査対象の車の近くに車を停めて張り込みすれば?」と思われるかもしれませんが、最近のラブホテルはセキュリティが厳しいです。

車を停めて何分も出てこなかったらラブホの従業員がやってきて追い出されてしまいます。

 

調査員が2人いるので、1人がホテルに入って1人が車に残るという選択肢もあるのですが、「1名での入室お断り」のホテルも増えています。

 

今回呼び出されたホテルもセキュリティが厳しいところだったので、ラブホの入口近くに車を停めて張り込みすることにしました。

 

ちなみに、張り込み中に警察がやってきて職質されたら事情を正直に話します。

 

張り込みが開始すれば依頼主には帰っていただいて大丈夫なのですが、今回は

「浮気女の顔を見てやる!」

と奥さんもワゴンの後部座席に乗っていました。

 

結局、呼び出しを受けたのが夜11時くらいで、ラブホテルから調査対象が出てきたのは朝の6時半でした。

その間、ずーっと依頼主は後部座席で、旦那さんの愚痴を喋っていました(-_-;)

睡魔と戦いながら愚痴を聞きつつ、張り込みをするのはかなり辛い業務です。

 

こういう急な呼び出しの場合、調査対象が出てくるのに間に合えば証拠撮影に成功することが多いです。

ただ、間に合わないケースも多いですし、多くの探偵社では「事前に探偵事務所に来てから依頼してください」と言うでしょう。

探偵は警察ではないので24時間体制ではないのです。

 

確実に成功させるなら、探偵とよく話し合った上で調査を開始するのがおすすめです。

夜中に電話するのは極端にしても、焦って探偵を決める人は多いですし、そういう人の多くは調査に失敗しています。

 

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