法律上の浮気は不貞行為があったか、つまり、異性と肉体関係をもったのかということが鍵になります。

どこで悪知恵をつけたのか、浮気を暴かれた人の中には

「ホテルに入ったのは事実だけど、不貞行為はしていない」

と言い訳する人もいます。

お笑い芸人の宮迫博之さんもこんな言い訳をしていましたね。

 

「うそつけ!そんなわけないだろ」

とツッコミたくなる言い訳ですが、この言い訳は意外と有効です。

 

ラブホテルはセックスするための場所なので、ラブホテルに入る写真を撮られれば一発アウトです。

しかし、シティホテルやマンションに入る写真だと、

「部屋に行っただけで不貞行為はない」

という言い分が通ってしまいます。

 

部屋の中でどんな行為をしていたか立証することはできません。

裁判になった場合は、マンションなどに入っていく写真の他に、仲良く食事する姿、手を繋いで歩く様子など複数の証拠を提出します。

録音やGPSの記録もあれば有効です。

 

それらの証拠によって裁判官が

「これは間違いなく不貞行為があったな」

と認めれば、浮気された人の勝ちです。

 

しかし、日本の法律は「疑わしきは罰せず」なので、裁判官が

「不貞行為があった可能性が高いけど、なかった可能性もあるな」

と判断すれば、浮気者の勝利になってしまいます。

 

裁判までするのは面倒ですしお金もかかるので、できる限り浮気した人に認めさせたいものです。

 

そのためには、浮気された人が強気で追求していく必要があります。

でも、気の弱い方だと中々そうもいかず、浮気者のゴネ得になってしまうケースも少なくありません。

探偵としてもできる限り裁判ではなく、当事者の話し合いで決着を付けたいと思っています。

 

そのためにも、依頼人と探偵がしっかり連携することが大切です。

今回は、浮気夫のゴネ得により裁判をすることになった事例の紹介です。

 

何としても浮気を認めない夫

「頻繁に夫が帰って来ないんです。

多分、女を作ってその家に行っているんだと思います」

と相談を受けて、調査することになりました。

 

奥さんの推察通り、旦那さんは仕事が終わった後に浮気相手の家に行き、そのまま朝まで過ごしているようでした。

浮気相手の部屋に旦那さんが入る写真、出てくる写真、一緒に車に乗っている写真などを多数撮影して、奥さんにお渡ししました。

 

後日、奥さんがその写真を材料に浮気を追求したのですが、旦那さんは頑なに否定しているそうです。

 

旦那さんの言い分としては、

「家に帰るのがストレスだから、その女性の家に泊まらせてもらってるだけだ」

「たしかに朝まで一緒にいたけど、やましいことは一切やっていない」

だそうです。

 

何とも見苦しい言い訳です(-_-;)

こういう言い訳をする人って、何が目的でそんなウソをついているのでしょうか。

離婚や慰謝料の面で不利な立場になりたくないというのも勿論あるでしょうが、それだけではない気がします。

 

嘘や言い訳が多い人って、徹底して自分の身を守ろうとします。

「バレなきゃいいや」という考えもあるでしょうし、何よりも自分が可愛いのでしょう。

 

今回の旦那さんも、浮気を認めずに逃げ切ろうとする腹づもりでした。

奥さんから

「どうしても旦那が浮気を認めてくれないんです」

という相談を受けたので、探偵も交えて3者で話し合いをすることになりました。

 

本当は奥さんに強気でガンガン攻めてほしいのですが、性格的にそういうことができない人もいます。

 

私と上司とで、今回の調査の経緯や、これらの証拠が裁判でも有効になることを説明し、もし裁判になるとどんなリスクがあるかもご説明しました。

この辺りで浮気を認めてくれる人が多いのですが、今回の旦那さんは何としても認めたくないようでした。

 

奥さんの要求は、浮気相手への慰謝料と謝罪です。

浮気相手の女性にも連絡しましたが、すでに旦那さんと口裏を合わせているようでした。

 

結局のところ、この案件は裁判までいってしまい、無事に奥さんの勝訴でおえることができました。

 

しかし、長い裁判で疲れ果てた奥さんは旦那さんと離婚することにしたそうです。

浮気相手は慰謝料だけでなく、裁判や弁護士の費用まで負う羽目になってしまいました。

最初から素直に認めていれば、もっと傷は浅かったのにと思います。

 

これから先、旦那さんと浮気相手の女性は再婚するのでしょうか。

悪い意味で似た者同士の二人なので、意外とうまくいくかもしれないですね。

 

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