旦那さんが奥さん以外の女性とラブラブなメールをしていても、それは法律上の浮気にはなりません。

 

私が担当した中でも

「メールで深いやり取りをしただけで、肉体関係をもったわけじゃない」

と反論されるケースはいくつもあります。

 

ただ、本当にメールだけの関係だったのかは怪しいものです。

メル友ならまだしも、身近な女性とメールだけのラブラブな関係なんてあり得るのでしょうか。

大抵は、不貞行為を隠すために言い訳しているだけです。

 

今回は、浮気夫のメールを怪しむ奥さんのお話です。

 

夫はメールだけの浮気というけれど

 

旦那さんは大企業のサラリーマンで役職も高い人です。

奥さんとは社内恋愛で、結婚した後に奥さんは退職しています。

 

お子さんも二人いて幸せな生活を送っていましたが、ある日を境に奥さんは浮気を疑うようになりました。

浮気を疑う理由は「女の勘」というやつです。

微妙な行動の変化や、帰宅が遅くなったときの口ぶりから怪しいと思うようになりました。

 

浮気の疑念が頭から離れない奥さんは、こっそり旦那さんの携帯を覗いてみることにしました。

すると、そこには会社の同僚とおぼしき女性からのラブラブなメールが残っています。

 

浮気相手の女性は旦那さんにゾッコンのようで、可愛らしいメールばかり送っています。

中には、自分の胸や下半身を露出した写真も送ってきていて

「あなたに抱いてもらえるなら何でもします・・♡」

みたいな内容もあったそうです。

 

奥さんは頭に血が上って旦那さんを問い詰めました。

 

すると旦那さんは平謝りして

「申し訳ない。

信じてもらえないかもしれないけど、その女から一方的にアタックされてるんだ。

そいつは誘ってくるけど、やましいことはしていない。」

と言ってきました。

 

奥さんは送信メールの方を出して

「あんたも嬉しそうに返事してるじゃない!?」

と問い詰め、旦那さんは

「俺にも脇が甘い部分があったのは認める。

だけど、本当に不貞はないんだ」

と返します。

 

後は水掛け論でらちが明かず、奥さんは仕方なく旦那さんの言い分を認めることにしました。

奥さんが見ている前で相手の女性に「こういうメールを送るのは金輪際やめてくれ」というメールを送らせたそうです。

 

数分後に返信がきて

「本当にごめんなさい。

自分の気持ちを抑えることができませんでした。

これからは公私を分けて仕事に励みます」

という真面目な内容が書かれていました。

 

これで一件落着になればよかったのですが、そうはいかないのが男女の関係です。

 

奥さんの疑念は晴れず探偵へ

 

奥さんはメールの一件以来、情緒不安定になって体調も悪くなっていました。

お子さんには心配をかけたくないので、子供の前ではいつも通り振る舞うように心がけているそうです。

 

本当は友達や親に相談したかったけど、自分の家庭の恥部を知られるのが嫌で誰にも話せなかったと仰っていました。

探偵社に初めて相談に来られたときは、涙を抑えながら話していましたから、相当辛かったのでしょう。

 

今現在も、旦那さんと相手の女性は会社で会い続けているわけですから、奥さんが不安になるのは当然です。

奥さんは、会社に申し立てて、旦那さんと相手の女性が会わないように異動してもらおうと思いましたが、旦那さんが重要なポストにいることもあり踏みとどまったそうです。

 

奥さんはメールを見つけたときのことを後悔していました。

あの時、問いつめずに放置しておけば、確実な浮気の証拠を撮れたかもしれないと。

 

たしかに、このままでは旦那さんや浮気相手はノーペナルティーということになってしまいます。

旦那さんはメールの一件以来は優しくなり、帰りも早くなったそうですが、奥さんは旦那さんを信用しきることができず、依頼を決められました。

 

中々、尻尾を出さない旦那さん

 

2週間、旦那さんの尾行を続けましたが、それらしい動きはありませんでした。

これは本当に浮気が終わったのか、あるいは会社の中でやらしいことをしているのか・・と探偵も不安になってきます。

残念ながら依頼された期間では結果を出すことができず、奥さんに報告書をお渡ししました。

 

奥さんは

「夫はもう本当に浮気していないのでしょうか」

と尋ねられました。

 

確実なことはわかりませんが、少なくとも、旦那さんの警戒心は相当高まっているでしょう。

今では旦那さんは、自分から奥さんにメールを見せて、やましいことがないことを証明しているそうです。

奥さんは、その行動が逆に怪しいとも仰っていましたが・・。

 

ともかく、これ以上疑い続けても真実はわからないので、奥さんに

「何かあればいつでも連絡をください」

と言って、一旦終了となりました。

 

浮気を疑う奥さんの執念

 

調査が終わった翌月、奥さんから電話がありました。

あれからも奥さんは旦那さんを信じることができず、独自に調査を続けたそうです。

 

そして、旦那さんが仕事で使っているパソコンをこっそり覗き見ることにしました。

奥さんはパソコンはほとんど使えないそうですが、この調査のためにパソコンやネットについて勉強したそうです。

 

旦那さんも携帯は警戒していても、パソコンまでは気が回らなかったようです。

旦那さんの仕事用のメールアドレスにはあの女性からのメールがあり、そこには

「あのホテル予約できましたよ♡」

という内容がありました。

 

メールの内容からして、これが浮気発覚以来、初の密会のようです。

奥さんから再び依頼をいただいて、二人が密会する日に尾行することになりました。

 

ついに浮気の証拠を突き止める

 

二人が密会したのは高級なホテルでした。

人目が多い分、尾行するのも怪しまれないように気をつけないといけません。

ホテルマンに怪しまれて事務所に連れ込まれてしまう・・なんて事態も考えられますから。

 

今回は、こちらも入念に準備ができていたので、二人が一緒にエレベーターに乗りこむ姿まで撮影することができました。

本当は、探偵も一緒にエレベーターに入って部屋に入るところまで撮影したかったのですが、今回はそこまではできませんでした。

 

まあ、今回のケースについては、エレベーターに乗り込む写真だけで、旦那さんの自白を取れるだろうという算段もありました。

 

浮気相手の狙いはなんだったのか

 

奥さんは探偵から受け取った証拠を旦那さんに突きつけたそうです。

旦那さんは謝り、

「本当にすまん。あの後も何度も誘われて・・」

と弁解したそうです。

 

浮気相手の住所と連絡先もわかったので、奥さんは浮気相手の女にも電話しました。

なぜ、こんなことをしたのか問い詰めると、浮気相手は

「出世したかったんですよ。

別にあなたの旦那さんが魅力的とは思ってませんから」

と言われたそうです。

 

なんと、相手の狙いは恋愛ではなく、出世のために旦那さんを利用していたのでした。

どんな目的であろうと不貞があったことは事実ですし、浮気相手には慰謝料を請求して、年内に退社することを約束してもらいました。

 

体を武器に出世しようとする女性って本当にいますからね。

そんな手段を使って出世しても、その後がうまくいかないと思いますが、恐ろしい女性もいるものです。

 

結局、この女性は出世どころか仕事を失ってしまったわけですから、悪いことをすればいずれはボロがでるということです。

 

奥さんはその後、離婚せずに関係修復の道を選ばれました。

旦那さんも「何とかして償っていきたい」と仰っているそうです。

旦那さんも家族を捨てようとしたわけじゃないですし、きっとまた元通りの家族に戻れると思います。

 

もし、パートナーの携帯から浮気の証拠がでたときは、追求せずに気づいていないフリをするのが賢明です。

追求したところで言い訳されますし、それくらいで別れるほど不倫の関係は脆くありません。

「泳がせておいて決定的な証拠を撮る」、これが最も有効な解決法です。

 

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