浮気の基準は人それぞれですが、法律に則って離婚や慰謝料を請求するには不貞行為、つまり肉体関係をもった証拠が必要です。

 

浮気調査をする中で、異性と密会しているものの不貞行為はしていないというケースも稀にあります。

精神的に満たされるだけで満足なのか、ギリギリのラインで一線を超えないように踏ん張っているのでしょう。

 

そうなると困るのは浮気された人です。

不貞行為の証拠がない以上は裁判所を頼れないので、相手に認めさせるしかないのですが、素直に謝罪や慰謝料を支払う人は少なく、修羅場が泥沼になってしまいます。

 

今回は、旦那さんが会社の女と密会しているものの、不貞行為はなかった事例の紹介です。

 

会社帰りに浮気する旦那さん

 

相談に来られた奥さんはGPSやICレコーダーでかなり調査をしているようでした。

奥さんの調査によれば、旦那さんが会社の女と浮気していることは明らかで、いつも会社帰りに会っているようです。

密会する場所はいつも旦那さんの車の中で、肉体関係はもっていないようでした。

 

ICレコーダーの録音には

「今日も抱いてくれないの?」

「ごめん、妻と別れるまでもう少し待ってくれ」

という会話が残されていました。

 

しかし、奥さんは離婚の話など全く聞いていないそうです。

二人は車内でイチャイチャしているようですが、たしかに肉体関係はもっていないようです。

 

奥さんは

「来年、息子が高校を卒業するのでそのタイミングで離婚されるのかもしれない」

と怯えていました。

 

不貞行為がなくとも、このままでは家庭が崩壊しますから、今のうちに何とかしないといけない状況です。

 

退社後の旦那さんを尾行すると・・

 

旦那さんの動きは、会社から車で出てきた後に浮気相手の自宅に行き、そこの駐車場でしばらく密会するというパターンでした。

密会している時間は長くても30分ほどで、短いときは5分くらいの時もありました。

しかし、尾行した日は毎日密会していました。

 

二人が密会している写真を撮影することはできたので、録音の内容と合わせて、どう旦那さんと浮気相手にアプローチするかが次の課題です。

 

旦那さんの真意とは

 

協議の前に奥さんに、不貞行為がない以上は本人たちに浮気があったと認めてもらうしかないということを説明しました。

奥さんの希望は、二度と二人が会わないことと、浮気相手に慰謝料を支払ってもらうことです。

不貞がないので、慰謝料の金額はかなり低めで、調査料とトントンになるくらいの金額です。

 

いざ協議が始まり、旦那さんに撮影した写真と録音テープを見てもらいました。

二人は調査されたいたとは想像もしていなかったようです。

たしかに、短時間の密会でしかも車内だけですから、バレないと高をくくってしまうのもわかります。

 

旦那さんは、

「肉体関係はないけど、やましいことをしたのは事実だ。

妻の言い分は当然だから言う通りにする」

と仰いました。

 

その発言にビックリしたのは浮気相手の女性です。

奥さんと別れて、一緒になってくれるんじゃなかったの!?ということでしょう。

 

浮気相手の女性はヒステリーをおこして、

「私も騙されたんだから慰謝料なんか絶対に払わない!会社も辞めない」

と言い張っています。

 

果たして、旦那さんは本当に離婚する気があったのでしょうか。

なんとなく、その場の空気に合わせて調子のいいことを言っていただけな気がします。

 

結局、話し合いで決着はつきませんでしたが、奥さんは慰謝料の請求はしないと引き下がりました。

たしかに、相手の女性もある意味被害者ですし、このまま粘っても終わりが見えません。

 

その後、旦那さんは会社を辞めることになったそうです。

浮気相手の女性が同じ会社にいるので、会社にバラされるんじゃと不安になったのでしょう。

浮気相手は復讐もかねて、絶対に辞めないつもりのようでした。

 

旦那さんは浮気が原因で職を失ったわけですし、浮気のリスクを甘くみていたのでしょう。

修羅場になると、昨日までラブラブだった二人が親の仇のように憎しみ合うなんてよくありますから、軽い気持ちでやると大変なことになります。

浮気するのなら離婚や修羅場を覚悟しておかないといけません。

 

裁判までいかずに話し合いで決着をつけたいという依頼主さんがほとんどですが、当人たちだけの協議がうまくいく可能性は低いです。

浮気された人の味方になってくれる探偵をつけた方が、スムーズに望む結果を得ることができますよ。

 

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