探偵は浮気調査を引き受けるときにチェックしている項目があります。

何でもかんでも引き受けるわけではありません。

 

まずは当然のことですが、成功できそうか、ということです。

ここで言う成功とは依頼主が満足するということです。

我々が調査して白だった場合に、その結果を信頼してくれるのであれば、それも一つの成功です。

 

中には、状況的に証拠を押さえるのが困難だったり、過去に別の探偵が身バレしているなどの理由で成功率の低そうな依頼もあります。

そういう場合は安請け合いせずに探偵側から断ることもあります。

 

それとはまた別の項目で、依頼主が信頼できそうな人か、ということもチェックしています。

依頼主から探偵への信頼も大切ですが、その逆も大切でお互いに信用している必要があります。

 

依頼主に

「違法なことをしてもいいから証拠を取れ」

とか

「浮気相手の自宅を突き止めてくれ!

俺が怒鳴りこんで半殺しにしてやる!」

とか物騒なことを言われると探偵としても引き受けたくありません。

 

まあ、わかりやすい危険人物はマシな方です。

本当に気をつけないといけないのは、依頼主が誠実な皮を被っている事例です。

 

「彼女の素行調査をしてくれ」と頼んできた男性が実は彼氏でもなんでもなくて、ただのストーカーだったというケースもあります。

ストーカー関連の事件で探偵が関わっているケースは少なくありません。

探偵も悪の片棒を担ぐのはごめんなので、依頼主の身元をちゃんと確認したり、調査結果を悪用しない念書を書いてもらったりしています。

 

ちなみに、ストーカー被害に遭っている人は警察ではなく、探偵に相談するべきです。

実害がない段階で警察に相談しても、有効な対策はあまり期待できませんから。

今回は、モテモテの浮気妻を尾行した結果、ストーカーまで発見してしまった事例のご紹介です。

 

浮気をやめない美人妻

 

依頼主の旦那さんに奥さんの写真を見せてもらうと、思わず「おぉー」と声が出てしまうくらいの美人でした。

年齢は30代半ばで大人の色気がある人です、芸能人でいえば深田恭子のような感じでしょうか。

 

ただ、旦那さんは奥さんの素行の悪さに悩まされていて、過去に二度浮気を許したことがあるそうです。

仏の顔も三度までということで、今度ばかりは許さないと離婚を決意して調査を依頼されました。

 

旦那さんからの依頼であれば(この人は本当に旦那さんか?)なんて怪しむことはないのですが、これが彼氏や恋人の親だったりすると入念なチェックが必要です。

 

奥さんの派手な男性関係

 

奥さんの仕事は歯科助手で子供はいません。

見た目も派手な人で遊んでそうな印象は最初からありました。

 

奥さんは週3か4でパートで働いており、仕事がない日はパチンコや映画に行っていました。

調査3日目で男性と2人で映画に行っていましたが、過去に浮気がバレているのに懲りない人ですね。

相手の男性は20代後半くらいの一回り年下です。

奥さんはけっこうボディータッチの多い人で、それじゃあ誘っていると勘違いされても仕方ありません。

 

奥さんは時間ができればパチンコという感じの生活でしたが、ずっとパチンコ屋で張っていると相方の調査員が

「あれって映画の時の男じゃないですか?」

と言いました。

 

たしかに、奥さんが入店した直後に例の男も入っていきました。

(店内で待ち合わせしてるのか?)と思い探偵も入ってみましたが、二人は離れた席に座っています。

 

多分、奥さんは男性が入ってきたことにも気付いていないでしょう。

1回や2回なら偶然ということもありますが、奥さんがパチンコ屋に来たときは毎回その男性もいます。

奥さんを尾行しているときに違和感はありませんでしたから、パチンコ屋で待ち伏せしているようです。

 

毎日待ち伏せしてるのか?かなり危ない奴だな・・と思いつつ調査を続けていると、8日目で奥さんがホテルに行く現場を撮影することができました。

もちろん、相手はストーカー君ではありません。

 

あのストーカー君はどういうつもりで待ち伏せしていたのでしょう。

浮気相手の男よりもこっちの方が気になります。

今のところは遠くから見ているだけですが、いつタガが外れるかわかりません。

 

多分、ストーカー君も奥さんの色香に惑わされた一人なのでしょうか。

恋愛感情がこじれて刃傷沙汰になる事件は多いですから、安易に男に媚を売るのも危険ですね。

 

旦那さんの反応は

 

旦那さんに不貞行為の証拠とともにストーカーの存在もお話しました。

このままストーカーを放置するのは危険ですよ、とお話したのですが、旦那さんは

「別にいいですよ。

あいつとは離婚すると決めていますし、その後どうなろうと知ったことではありません」

と仰いました(-_-;)

 

さらに旦那さんは

「そのストーカーも遠くから監視するだけじゃなくて強引に襲っちまえばいいんですよ。

あいつなら案外喜ぶんじゃないですか?」

とも言っていました(^_^;)

旦那さんの怒りもとっくに限界を超えているようですね。

 

では、私の方から奥さんにストーカーの存在を教えてあげるべきなのか・・いや、それは業務の域を超える行為です、でも、もしこの後に奥さんが刺されでもしたら・・としばらく悩みました。

 

結局、旦那さんの了承を得て、奥さんにストーカー君のことをお話しました。

どうやら、奥さんにも思い当たる節はあったようです。

 

まあ、離婚やら慰謝料やらで大変なのに、ストーカーまで相手にするのは気が滅入るでしょう。

でも、奥さんの安易な行動が招いた結果ですし、結局は自業自得だと思います。

 

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