不倫というのは夫婦の信頼関係を壊す致命的な裏切り行為です。

男女の関係うんぬんは別にしても、信頼・尊敬できない人と一緒に暮らすのは難しいです。

 

不貞の証拠を掴んだ後も離婚しない夫婦の方が多いのですが、本音はみんな離婚したいはずです。

経済的なことや子供のことを考えて離婚しない道を選んだだけでしょう。

 

夫婦仲をやり直す道を選んでも、信頼を再構築できなかったり、浮気のフラッシュバックに苦しみ、結局離婚することになる場合もあります。

 

友人関係でも仕事でもそうですが、信頼は一度失うと取り戻すことはほぼ不可能です。

勘違いやケアレスミスならまだしも、悪意を持って裏切った人とは縁を切りたいと思うのが普通です。

裏切られた記憶というのは一生残るもので、被害者はずっと苦しむことになります。

 

今回は、浮気した旦那さんを絶対に許さないという奥さんの事例についてご紹介したいと思います。

 

怒りがピークに達した奥さん

 

奥さんは相談に来た時点で離婚を決意していて、有利に別れるための証拠がほしいとのことでした。

最初は離婚専門の弁護士に相談したものの、探偵に証拠を撮ってもらった方がいいと言われて、探偵を探しているそうです。

 

旦那さんの浮気は2年程前から続き、一度は浮気を認めたものの結局裏で続いていました。

旦那さんとは喧嘩が多く

「出て行くなら勝手に出て行け!」

とよく言われているそうです。

 

中学生と小学生のお子さんがいて、子供を連れて実家に帰ることも多いとのこと。

奥さんは

「あの人とは離婚して子供とも一生会わせません。

あの人は私達家族を裏切ったんですから当然です」

と仰っていました。

 

本心で離婚を望んでいる人は少ない

 

探偵に相談に来られる方の中には、最初は「絶対に離婚する」と言っていたのに、結局離婚しなかったケースもたくさんあります。

現実的なことを考えて離婚は無理だと判断したり、旦那さんの反省の色を見て気持ちが変わることもあります。

 

おおよそ、離婚したいと言っている人の半数は本心では離婚を望んでいないと思います。

口では離婚だ離婚だ!と言っていても、本心では(もう一度幸せな家族に戻りたい)と思っているものです。

 

そりゃあ、離婚して孤独な生活になるよりは、温かい家庭に戻った方がいいはずです。

どんな家庭にも幸せな瞬間はあったでしょうから、それをもう一度取り戻したいと願うのは当然のことで、小さい子供がいるなら尚更です。

なので、相談員やカウンセラーもできるだけ離婚しない方向で説得します。

 

しかし、今回の奥さんは本気で離婚を決意しているようで、その後の生活のことまでしっかり考えていました。

離婚した後は実家に帰り、奥さんが働いて生計を立てるそうです。

 

それはいいのですが、旦那さんと子供を二度と会わせないというのはどうなんでしょう。

父親に会うかどうかは子供の気持ちを尊重すべきことです。

親権の力で無理矢理に会わせなかったり、父親を嫌うように誘導することはできるでしょうが、それは子供にとっても悪影響でしょう。

 

人探しの依頼で、「幼少以来、会っていない親に会いたい」という事例もあります。

そういう方のお話を聞いていると、親権を取った親の考えでずっと会わせてもらえなかった、というケースが多いです。

 

奥さんにとっては裏切り者でも、子供にとっては唯一の肉親ですから、会いたいのに会わせないというのは可哀想です。

不倫した旦那さんは身勝手ですが、だから子供の気持ちを無視していいことにはなりません。

離婚という道を選ぶなら、どうすれば子供へのダメージを最小限にできるかも考えないといけません。

 

旦那さんは離婚したくない

 

調査の結果、旦那さんの浮気相手は同じ職場の女性でした。

不貞行為を立証するのに十分な証拠を揃えて、奥さんに報告書をお渡ししました。

奥さんの気持ちは変わらず、この足で弁護士のところに行くそうです。

 

その後、奥さんから連絡をいただき、離婚で旦那さんと揉めていることを話してくれました。

旦那さんは不倫していた事実を認めて謝り、心を入れ替えるからもう一度チャンスがほしいと言っています。

 

奥さんは過去に何度も

「今、浮気したことを認めるなら許す」

と言ってきたそうです。

旦那さんはそれを無視してきたのですから、奥さんはもうチャンスをあげるつもりはないそうです。

 

奥さんは

「あの人は表向き反省しているだけで、裏では私を馬鹿にしている」

と言っていました。

「お子さんは離婚をどう思っているんですか?」

と尋ねると、

「上の子には話をして納得してくれました。

今は辛いと思いますが、きっとわかってくれると思います」

と仰っていました。

 

たしかに、不仲な両親に育てられるよりは、離婚して別々に暮らした方がいいのかもしれません。

浮気夫が反省の色を見せると、離婚の決意が揺らぐ人が多いですが、今回の奥さんは揺らがなかったようです。

それだけ、この2年間の苦しみは大きかったのでしょう。

 

私は旦那さんのことを何も知らないので何とも言えませんが、個人的な感覚で言えば、許すのもありだったと思います。

旦那さんは証拠を出されるまで言い逃れしていたそうですが、浮気している人は犯罪者みたいなものですから、逃げるのは当たり前です。

この2年間に様々なやり取りがあったものの、腹を割って浮気について話したのは今回が初めてなので、もう一度チャンスをあげるのも選択肢としてありです。

 

今更こんなことを言っても意味がないのですが、初めて浮気に気づいた時にきっちりケジメをつけていれば、離婚は回避できたかもしれません。

ケジメをつけるとは、”証拠を取った上で”です。

証拠がない状態でいくら喧嘩しても、不毛な喧嘩を繰り返すだけです。

浮気の解決は証拠なしにはできないことです。

 

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