慰謝料

浮気した夫(妻)も許せませんが、既婚者だと知りながら不倫関係を続けていた相手も許せないものです。

私は毎日のように、配偶者の浮気で悩まれている方の相談を聞いていますが、大きな心労を感じていて、精神科に通院されている方も多いです。

子供にも確実に悪影響が出ているでしょう。

 

浮気相手は、自分のせいでそうなっていることを承知の上で不倫しているのですから、相当たちの悪い人間です。

不倫は民事事件として慰謝料を請求することしかできませんが、昔は姦通罪として刑事罰がありました。

今でも国によっては不倫に対して相当重い処罰を下しているところがあります。

現在は、メディアの扇動もあってか不倫がブームになっているので、軽い気持ちで浮気している人も多いでしょう。

 

浮気相手に対して直接復讐したい方もいるでしょうが、残念ながらそれは認められません。

制裁としては慰謝料を請求することしかできませんが、それも簡単なことではありません。

今回は、浮気相手に慰謝料を請求するときの注意点についてご説明していきます。

 

不貞行為を立証しないといけない

浮気の写真

 

慰謝料を請求するには、浮気相手に不倫を認めさせるか、不貞行為をしたことを立証する必要があります。

大半の浮気相手は白状しませんから、立証することが目標です。

不貞行為とは、肉体関係をもったということですが、セックスしている場面を撮る必要はありません。

第三者が見て、「この二人は肉体関係をもっているだろう」と思うだけの証拠を揃えれば立証したことになります。

 

どのような証拠が必要?

 

不貞行為を立証するのに一番の証拠は、二人がラブホテルに出入りする写真です。

ラブホテルはセックスするための場所ですから、不貞をした可能性は非常に高いことになります。

たまに、

「急に体調が悪くなったから休ませてあげただけだ!」

なんて言い訳をする人がいますが、一般的な感覚から言って、そのような言い訳を信用する人はいないでしょう。

 

多少、警戒心の強い人だとラブホテルは使わずにシティホテルやマンションで密会しています。

このような場所に出入りする二人を撮影しても

「仕事の打ち合わせをしていたんだ」

「話をしていただけで、やましいことはしてない」

と言われてしまいます。

 

その言い訳は、一応筋が通っているので、シティホテルに出入りする写真だけで不貞を立証することは難しいです。

浮気相手の自宅で会っている場合も同様に言い逃れされてしまいます。

 

このようなケースではより多くの証拠を積み上げる必要があります。

手を繋いで歩いていたり、キスしていたり、二人で食事していたりする写真を集めて、第三者が納得するだけの証拠を揃えないといけません。

 

ポイントは、裁判官が見たときに不貞行為があったと判断させることができるか、ですが、実際には裁判までいかずに、当事者の話し合いで決着をつけたいところです。

 

浮気調査では、浮気相手の氏名や住所、勤務地も調べますから、浮気相手も逃げることはできません。

浮気相手が

「絶対に認めない!裁判だ!」

と言い出すと厄介なので、完璧な証拠を揃えてから突きつけて、降参させるのが理想です。

 

 

慰謝料の額を増やすコツ

 

裁判に持ち込まれると、こちらの請求した額がそのまま通ることは少ないです。

ですので、できるだけ多くの金額を取ろうと思ったら当事者の話し合いで認めさせた方がいいです。

 

過去には、浮気された旦那さんが浮気相手のところに怒鳴りこんで、相場の倍以上の金額を取ったケースがありました。

おそらくその旦那さんは、浮気相手の職場や家族にも圧力をかけて、認めざるを得ないようにしたのでしょう。

脅迫や恐喝になるようなことはしていませんが、そもそも悪いのは浮気相手の方ですから、強気で請求する姿勢は大切です。

 

慰謝料の実入りは少ない?

慰謝料の実入り

 

慰謝料として請求できるのは、精神的苦痛の対価のみです。

浮気相手のせいで通院することになった病院代や、浮気調査や弁護士にかかった費用などは請求することができません。

 

もし、慰謝料として200万円を取れたとしても、浮気調査と弁護士費用で150万円かかったのなら、実入りは50万円ということになります。

浮気相手がよほどの高所得者でない限りは、慰謝料で大金を得るというのは難しいです。

 

余談ですが、交通事故で相手に怪我をさせた場合は、病院代や仕事ができなかった期間の給料分も払わないといけません。

この点からも、日本の不倫に対する罰則は甘いと言えるでしょう。

 

慰謝料のもう一つの意味

 

慰謝料は、お金をもらうことによって傷ついた心を癒そうというだけのものではありません。

もう一つ、浮気相手に償いをさせるという意味があります。

日本の法律では、浮気した人を刑務所にぶち込むことはできないので、金銭的な負担をかけるしかありません。

浮気相手が支払えるギリギリの金額を請求して、今後苦労させるのがもう一つの目的です。

 

浮気相手が支払いを拒否したら

拒否

 

浮気相手への慰謝料請求は必ず内容証明で送る必要があります。

そうしないと浮気相手は

「そんな請求は届いていない!」

と言い訳するかもしれません。

 

浮気相手がこちらの請求を無視したり、拒否してくる場合は弁護士に頼んだ方がいいでしょう。

もし、相手も対抗して弁護士を立ててきた場合は、弁護士同士が話し合って示談することになり、時には裁判になることもあります。

ただ、不貞の決定的な証拠がある場合は、圧倒的不利な弁護を頑張る弁護士はいませんから、示談になる可能性が高いです。

 

稀に、断固として支払いを拒否したり、示談した後で逃げようとする人もいます。

そのような場合は裁判所を通して、給料や財産の差し押さえをすることも可能です。

慰謝料を分割払いにすると途中で投げ出す人もいますから、できるだけ一括で支払わせるというのもポイントです。

 

慰謝料を請求する時のポイント

 

探偵に依頼して十分な証拠を取ってもらった、慰謝料も妥当な金額に決めた、

となったら浮気相手に内容証明を送るわけですが、注意するポイントがあります。

 

まずは、浮気した夫(妻)と浮気相手は今も繋がっているのか、です。

奥さんが慰謝料を請求する→浮気相手は無視を決め込む→夫が浮気相手に「俺が取り下げさせるから無視してろ」と指示していた

というケースもあります。

浮気した夫(妻)を観念させてから、浮気相手に慰謝料を請求するのが理想です。

 

内容証明は「こっちも本気だぞ」という無言の圧力になるので、ビビッて素直に支払いに応じる浮気相手もいますが、反論してくる人もいます。

 

探偵が撮った証拠があるので一銭も払わないとは言わないまでも、

「あんたの夫が強引に迫ってきたんだ」、「あんた達の夫婦関係は破綻していたから悪質じゃない」

などと言って、請求したよりも大幅に少ない金額を提示してきます。

 

意を決して内容証明を送ったのに、思うように事が進まない事態も考えられます。

そもそも相手は不倫するような人間ですから、とことん卑怯な技を使ってきます。

 

浮気相手は請求を無視する、浮気夫も女をかばっているという状態だと泥沼で、被害者が根負けしてしまうこともあります。

 

ではどうすればいいのかと言うと、はっきりと宣戦布告する必要があります。

弁護士をつけて本気でぶつかれば、相手も(ヤバイヤバイ!早い段階で折れた方がいいのかも)となることが多いです。

探偵と弁護士をつけてぶつかれば、浮気相手の敗北は決定的です。

相手が逃げるのなら、こちらはとことん追い詰めるしかありません。

 

自力で請求する時のポイント

怒鳴る

 

奥さんが浮気した場合、

「俺が浮気相手の家に怒鳴りこんで慰謝料を払わせる!」

とぶちギレる旦那さんもいます。

 

それは構いませんが、暴力は絶対にいけません。

そんなことをすれば逆に旦那さんが不利になってしまいます。

 

自力で請求する時のポイントは、取りたい額の2~3割増しを請求することです。

200万円取りたいのなら250万円請求する感じです。

相手が素直に要求を呑めば一番ですし、減額を求めてきても本来の希望は通ります。

 

浮気相手には、怒りに任せて怒鳴り散らすよりも、冷静に追い詰めた方が効果的です。

こちらは探偵や弁護士もつけていて、そちらが拒否するなら裁判の準備も整っていることを告げれば、相手も勝ち目がないことを理解するでしょう。

 

それでも相手は

「そんな金額は用意することができない」

と言うかもしれません。

その時は、消費者金融や親族、知人などから借りてもらえばいいだけです。

 

浮気する人は卑怯な性格が多いので、自分より強い人間に対しては態度が小さくなります。

その特性を利用して、強気で請求することが大切です。

 

慰謝料請求のポイント

 

浮気相手に慰謝料を請求するのは、口で言うほど簡単なことではありません。

金額が大きいほど相手もゴネてきますし、法的な措置が必要な場合もあります。

複雑な点も多いですが、信頼できる探偵と場合によっては弁護士がいれば、依頼主の負担は小さくて済みます。

 

探偵が信頼できるところなら、そこに弁護士を紹介してもらうのがおすすめです。

両者は繋がっているので、スムーズに事を進めることができます。

不倫に刑事罰がない以上、自力で追及するしかないので大変ですが、探偵や弁護士は大きな力になれると思います。

 

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