浮気女

世の中には他人の夫(妻)を本気で奪おうとする人がいます。

最初はそんなつもりじゃなかったのに、不倫関係が続くうちに我慢できなくなったという人もいるでしょう。

 

浮気を暴いて離婚するのなら、その後に別れた夫や浮気相手がどうなろうと関係ないのですが、離婚しないなら浮気相手と確実に別れさせないといけません。

 

この「別れさせる」というのは口で言うほど簡単ではなく、時には断固として別れないケースもあります。

 

以前、こんな調査依頼がありました。

依頼主の奥さんは過去に旦那さんの浮気を暴いたことがあり、浮気相手の女を呼び出して3人で一悶着あったそうです。

 

浮気相手は会社の部下で、本気で旦那さんに惚れているようでした。

奥さんが何度「別れなさい!」と言っても嫌だ嫌だと言って、女は子供のように泣きじゃくっていました。

 

不倫関係は旦那さんから誘ったらしく、女は「私だって被害者なんです」と言って聞きません。

あまりの狼狽ぶりに奥さんも根負けして、慰謝料を取らないことを交換条件にして別れると約束させました。

 

その後旦那さんは転職したので、奥さんも浮気相手とは完全に切れたものと思っていました。

しかし、半年程経つと旦那さんが再び不審な行動を取るようになり、奥さんも不安になってきました。

奥さんは

「あの時の○○さんとまだ会ってるんでしょ!」

と問い詰めても旦那さんは

「俺はあのことが原因で会社まで辞めたんだぞ!?

会ってるわけないだろ!」

と認めません。

 

でも、奥さんの中には確信に近い女の勘があって探偵にまで来たわけです。

奥さんの話をよく聞いてみると、確かに旦那さんには浮気している素振りがあり、調査することになりました。

 

旦那さんが会っていたのは

 

奥さんは以前浮気相手と修羅場になった時に、証拠として浮気相手の顔を撮影していました。

まるで受刑者のような写真でしたが、浮気相手の顔がはっきりしているのはこちらとしてもありがたいことです。

 

退社後の旦那さんを追う形で調査したところ、たしかに女性と会って食事していました。

ホテルにこそ行きませんでしたが、暗い場所ではイチャイチャしていて明らかに男女の仲になっています。

 

でも、その女の容姿は奥さんに見せてもらった写真とはかなり違います。

(もしかして浮気を続けるために整形して別人になったのか!??)・・なんてはずありません(-_-;)

旦那さんは早くも新しい浮気相手を見つけていたのです。

 

奥さんの疑惑は晴れない

 

撮影した写真をお見せすると、奥さんは納得いかない様子で

「新しい女を作っていたこともムカつくけど、前の女とも切れていないと思うんです」

と仰っていました。

 

奥さんがそう思う根拠はこれといってなく、勘でそう思うそうです。

どのみち新しい女と密会している写真ももっと欲しい状況だったので、調査を続行しました。

 

すると・・奥さんの言う通り、前の浮気相手とも密会していて、ホテルにも行っていました。

おそらく、前の浮気相手はどうしても旦那さんを忘れることができないのでしょう。

直接奥さんとバトルしたにも関わらず退かなかったのですから、並大抵のことでは諦めそうにありません。

 

事態はさらにややこしく

 

前の浮気相手と不貞行為を続けていたのは事実なので、今回で確実に決着をつけないといけません。

なお、最初に撮った女との不貞の証拠は撮れませんでした。

まだ味見期間だったのでしょうか。

 

奥さんと旦那さんと浮気相手、探偵と弁護士で話し合いをすることになりました。

奥さんは今度ばかりは絶対に許さないと告げて、それなりの慰謝料を請求しました。

もし再び旦那さんと密会した場合は倍の金額を請求することも要求しています。

 

奥さんはいわゆる「接近禁止令」を出したかったそうですが、それを出せるのは裁判所だけです。

その命令を出してほしいなら裁判所に訴える必要があるので、今回の条件を突きつけました。

 

浮気相手の女は今回も終始泣きじゃくっていました。

なんというか・・こんなことを言うのは不謹慎ですが、泣いている浮気女の姿はたしかに男心をくすぐるものがあり、旦那さんの気持ちもちょっとわかりました。

 

それほど美人ではないものの、なぜか惹かれてしまう魅力をもっています。

旦那さんもチラチラ浮気相手の方を見ていましたし(-_-)

 

浮気相手は不貞の事実は認めましたが、この場で署名することはできないと言って、この日は帰られました。

 

その後、奥さんの元に浮気相手の父親から連絡があったそうです。

父親が言うには、「うちの娘をたぶらかした旦那さんにこそ責任があり、これ以上娘を傷つけるのはやめろ」とのことです。

 

その言い分にも一理ありますが、最初の言い訳と同じですし、娘さんも成人なので自分のしたことの責任を取ってもらわないといけません。

その後、むこうも弁護士を立ててきて揉めましたが、最終的に奥さんの要求はほぼ通りました。

 

浮気相手と別れないならば

 

現在の法律で、浮気相手と別れることを強制するのは難しいです。

極論すれば、数百万の慰謝料を支払えば何度でも会えることになります。

それこそ、不倫した人を刑務所にでもぶち込まない限りは、本気で会おうと思えば会うことができます。

 

浮気がバレていない間はともかく、証拠を突きつけられた時に旦那さんは「妻か浮気相手かどっちを選ぶんだ?」と問われているわけです。

この期に及んでキッパリ不倫を終わらせることができない人ならば、本当は離婚すべきです。

なお、離婚した後は奥さんと旦那さんは他人になるので、接近禁止命令なども無効になります。

 

一度でも不倫の味をしめてしまった男性は、自分の意思でやめることができません。

麻薬中毒者の如く、浮気相手を求め続けます。

それこそ今回の旦那さんのように、新しい女ができようとも、です。

 

不倫関係が終わるのは男性が改心した時ではなく、浮気女が別の男を見つけたときです。

浮気女が「もう終わりにしましょう?」と言っても、男性が「嫌だ、別れたくない!」と言っている傾向にあります。

 

多分、今回の浮気女も新しい男を見つければ旦那さんのことはすっぱり忘れるでしょう。

女性ってそういうものだと思います。

 

基本的に、最初の修羅場で改心できなかった男性には期待しない方がいいです。

別の見方をすれば、初めての浮気ならばやり直せる可能性に賭ける価値があるということです。

 

<おすすめ記事>

>>浮気を放置しても悪化するだけ、被害者が動かないとおわらない