朝帰り

 

旦那さんの朝帰りが続けば、浮気じゃなかったとしてもいい気はしませんよね。

朝帰りが増えて奥さんの怒りが爆発し、さらに朝帰りが増えるというパターンもあります。

 

朝帰りには2種類あって、奥さんへの配慮があるかないかで大きく違います。

奥さんに「飲み会で遅くなりそうだから朝まで帰れない」などの連絡があるのなら、旦那さんにも申し訳ない気持ちがあるのでしょう。

連絡もなしに平気で朝帰りを繰り返すならば、夫婦の仲は離婚寸前までいっています。

 

今回ご紹介するのは後者ですが、よくよく話を聞いているとそう単純ではなさそうです。

 

朝帰りが常習化した旦那さん

 

相談に来られた奥さんは40代、20歳前後の娘さんと一緒に探偵事務所に相談に来られました。

娘さんは大学進学を機に一人暮らしを始めて、ちょうどその時期から旦那さんが朝帰りするようになったそうです。

 

初めて旦那さんが朝帰りした日に、

「なんで連絡の1つもしないのよ!」

と怒っても

「仕事の飲み会で帰るに帰れなかったし、相当飲まされたんだ」

と言うそうです。

 

旦那さんの仕事は接待があるような業種ではないものの、結婚して初めての朝帰りだったので渋々許したそうです。

 

旦那さんにとって家庭は居辛い場所?

 

奥さんや娘さんの言い分は、相談というよりも愚痴にちかいものでした。

あのデブとかハゲとか言っていて

「あの人の洗濯物は別にして休日に自分で洗わせているんですよ」

と笑いながら奥さんが語っていました。

 

「いやぁー、そりゃあ旦那さんも朝帰りしたくなりますわ!」

とは言いませんでしたが、家庭内で旦那さんがどんな立場なのかは察しがつきました。

 

家庭で虐げられて居場所がなくなり、外に安らげる場所を求める旦那さんは世の中たくさんいます。

今回のような一人娘の家庭の場合、二人から虐げられるのでさぞ辛いことでしょう。

 

もしかしたら、朝帰りした日も(あーぁ、帰りたくないなぁ・・そうだ!たまには朝帰りしたっていいだろ!)となったのかもしれません。

 

開き直った旦那さん

 

奥さんが言うには

「ここ数年であの人の態度はほんと大きくなったんですよ!

ほんと!何様のつもり!?って言いたくなります」

だそうです。

 

これまで旦那さんは出張があればお土産を買って帰ったり、結婚記念日や誕生日も祝っていたそうです。

「あの人はバカの一つ覚えみたいに、物さえ送っていればいいと思っているんですよ!」

と奥さんが言っていました。

 

「いやぁー毎年記念日を祝ってくれる旦那さんなんて滅多にいませんよ。

ちょっと贅沢言いすぎじゃないですか?」

とは言えませんでした。

 

旦那さんの態度は朝帰りの日から変わってきて、奥さんが話しかけてもムスっとした態度をとられることが増えたそうです。

 

旦那さんも家庭の外に安息の地を見つけて開き直ったのでしょうか。

(バレたらバレたで離婚してやるよ!もうどうにでもなれ)と思っているのかもしれません。

 

奥さんは旦那さんの行動記録を詳細につけていて、そのメモを見せてくれました。

それによれば、旦那さんはここ1年間、月1くらいのペースで朝帰りしており、その日はほとんどが週末でした。

 

奥さんに

「もし不貞の証拠が撮れたら離婚されますか?」

とお尋ねすると、

「あの人の態度次第ですね」

と言っていました。

まあ、旦那さんの方から離婚を申し出るかもしれませんがね。

 

調査の結果は・・

 

週末のみに絞って3回調査したところ、証拠を得ることができました。

ある日、旦那さんは仕事帰りに一人でカラオケに行っていました。

数時間後に出てきた時は女性と一緒だったので中で合流したのでしょう。

 

その後はドンキで食料を買い込んでホテルにチェックイン、朝までお泊りコースでした。

デートしている旦那さんは本当に楽しそうでしたし、心待ちにした癒しだったのでしょう。

 

月1でもこんな朝帰りをしていれば怪しまれるに決まっていますが、抑えがきかないほどストレスや恋愛感情が暴走していたのかもしれません。

 

その後の展開は

 

奥さんに報告書をお渡して、また何かあればご連絡くださいとお話しました。

 

おそらく、奥さんは離婚までする気はなかったのでしょうが、証拠を突き出した後に旦那さんの方から離婚しようと言われたそうです。

娘さんの自立と同時に朝帰りが始まったのも、離婚を視野に入れてのことかもしれません。

 

奥さんは電話で

「自分が浮気しておきながら離婚しようなんて、本当にどうしようもない男だと思いませんか!?」

と怒っていました。

 

「本当ですねーありえない対応ですねー」

とお答えしていると、長話になってしまい、奥さんが

「私はけっこうモテるし、言い寄ってくる男性もいるんです。

実はけっこう深い関係の仲の人もいて・・」

と仰っていました。

 

「なんだー奥さんも浮気してるんじゃないですかー。

それなら人のこと言えないですよねー」

とは言いませんでした。

 

探偵は依頼主の味方です

 

相談に来る奥さんのお話を聞いていると、旦那さんがすっごい最低な人間に思えます。

奥さんのお話の通りの場合もありますが、よくよく話を聞いていると

「それは奥さんも悪いんじゃ・・」

と思うこともあります。

 

誰だって自分の都合の良いよう話してしまいますよね。

それを全部鵜呑みにしていたら相手が悪者に見えるのは当然です。

 

もちろん探偵は依頼主の味方なので、奥さんに非がありそうでも反論したりはしません。

反論はしませんがアドバイスはしますよ。

「奥さんが強気にならないと、ずっと舐められたままですよ?」など・・。

 

多くの依頼主は身勝手なパートナーに悩まされていますが、関係修復を考えているなら自分を見つめ直すことも時には必要です。

でも、別件では浮気夫が完全に家庭を放棄していたので、ケースバイケースで難しいところではあります。

 

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