マンション

 

浮気調査の依頼を受ける前に、ターゲットの移動手段や密会している場所をお聞きします。

わからなければそれでも構わないのですが、前情報があった方がこちらも助かります。

 

「夫は○○市のホテルを使っているようです」

なんて情報があればこっちのもの!

実戦を兼ねた新人教育にも使えるかもしれません。

 

ですが、

「夫は浮気相手のマンションに通っているみたいです」

と言われると、こちらも覚悟を決めます。

 

ホテルを張り込むのとマンションを張り込むのは大変さが段違いです。

オートロックを突破して、旦那さんが浮気相手の部屋に出入りする写真を撮るのは大変です。

 

入る場面を撮るのも大変ですが、マンションから出てくる場面を撮るのもこれまた大変。

マンション付近で張り込みすることになりますが、傍から見れば不審者ですから通報されかねないのです。

 

ホテルの張り込みであれば無人車両を装えばいいものの、住宅街だと無人車両でも目に付くものです。

近隣住民の方は(なんだか見慣れない車だな・・怪しいな・・)と不審な目でこちらを見てきます。

 

中にはコンコンとノックされて

「そこで何をしているんですか?」

と問い詰めてくる方もいます。

 

こういう時、警察であれば

「調査にご協力願います!」

って言えるのでしょうが、探偵にそんな権力はありません。

適当な嘘をついて、その場を凌ぐしかないんです。

 

どうしても張り込みたい場合は・・

 

ターゲットが出てくる瞬間を撮影するにはここしかない!という場所に車を停めていると、そこが駐禁でなくても近所の方がやってきます。

そりゃあ自分の家の前に見知らぬ車が停まっていたら怪しいですよね。

 

近所の方に何をしているのか聞かれたら

「実は友人を待っているんでが、この辺の土地勘がないものでして・・。

目印になるのがあのマンションしかないのでこちらで待たせてもらっているんです」

なんて強引な嘘をつきます。

 

「いやいや、目印なんて他にいくらでもあるでしょ?

とにかくここにいられると迷惑なんです!」

と言われたら素直に退散します。

 

人の良さそうな方であれば、こちらの事情を察したのか黙認してくれることもあります。

 

中には

「ここは一応うちの敷地内だし、タダで停められるのはね~」

と仰る方もいるんです・・。

そういう方には

「あっ!そうですよね!すみません」

と言って、数千円を駐車料金としてお支払いします・・。

そうすれば多くの方は引き下げってくれるんですよね。

 

マンションの駐車場に停められるなら無断でこっそり停めます。

管理人さんが

「おたくここの駐車場契約してる人?そうじゃないなら出てってよ」

と言われます。

 

そこで引き下がらずに

「どうしてもここで友人を待ちたいのですが、空いている駐車場を教えていただけませんか?」

と下から下からお願いします。

その時も数千円のお金をお渡しすることがあります。

 

お金をホイホイ出すわけにはいきませんが、それで張り込む場所を確保できるのなら安いものです。

探偵社によってはこういう時に、カメラを埋め込んだカラーコーンを設置することもあるそうです。

でも、マンションの駐車場にポツンとカラーコーンがあったら怪しいですよね(-_-;)

カラーコーンが蹴飛ばされたり片づけられたりして撮れないかもしれませんし。

 

張り込みはターゲットにだけ注意していればいいわけではなく、自分の存在そのものを消すのが理想です。

どんな場所にも溶け込めるように、様々な装備を用意しておくことが大切ですね。

 

同じマンション内で浮気していたケース

 

同じマンションの下の階の住人と浮気していた事例があります。

問題の旦那さんは下の階に住んでいるチャラそうな女と仲良くなり、奥さんに隠れて女の部屋に行っているそうです。

 

奥さんはマンション内の友達から

「おたくの旦那さんが○○さんの部屋から出てきたのよ」

と聞かされて知ったそうです。

まだ旦那さんを問いただしてはいないものの、マンション内ではちょっとした噂になっているとのこと。

 

奥さんは、「夫が女の部屋に入るところを撮影してほしい」とのことでしたが、これは結構難しいです。

旦那さんと同じタイミングでマンションに入り、同じエレベーターに乗らないといけません。

それに、旦那さんが自分の部屋を出て浮気相手の部屋に行く場合は、追いかけることができません。

 

向かいのマンションを契約して、そこから望遠で撮影したこともありますが、今回は探偵も同じマンションを契約することにしました。

男女の探偵でカップルを装って部屋を借りれば、堂々と旦那さんに接近できます。

旦那さんもまさか同じマンション内に探偵が潜んでいるとは思わないでしょう。

 

ここまでやるのは稀ですが、奥さんたっての希望でお金のかかる調査になりました。

費用もそれなりの金額になりましたが、それ以上の金額を浮気相手に慰謝料として支払っていただくので、奥さんが赤字にはなりません。

 

お金をかければ調査がスムーズにいくことも多いですが、もっと大事なのは泥臭い粘り強さだと思います。

結局、お金もカメラや車両と同じツールですから、最終的にはツールを使う人間次第ということですね。

 

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