復讐

離婚は結婚の何倍ものエネルギーを費やす作業です。

離婚の原因がパートナーの浮気ならば尚更でしょう。

慰謝料や財産分与で揉めれば離婚が成立するまで何年もかかりますし、弁護士や裁判の費用もばかになりません。

 

探偵で浮気調査をする方の半分以上は証拠が出た後も離婚しないのですが、その理由は様々です。

子供が可哀想だから、一人では生計を立てられないから、世間体があるから、今更離婚するのも面倒だからなど色々あります。

 

その中でも意外と多いのが「浮気夫が幸せになるのが許せないから」です。

浮気された人は深い憎しみを抱くので、浮気した人が再婚して幸せになるなんて許せません。

 

実際、証拠を掴まれた旦那さんが開き直り

「わかったよ、離婚しよう」

と言ってくるケースは少なくありません。

奥さんがそれに応じれば、旦那さんは多少のお金を失った後は堂々と浮気相手と交際し始めるでしょう。

それは奥さんにとって面白くない展開です。

 

「浮気野郎のことなんてさっさと忘れて、私も新しい生活を始めよう」

と考える人もいますが、

「あのクソ野郎が幸せになるなんて許せん!離婚してやるものか!」

と考える人もいます。

 

浮気がバレた後、慰謝料を払って離婚するというのはマシなケースです。

浮気された人の怒りが大きければ、今後も婚姻関係を続けたままで復讐をします。

 

浮気した人がどんなに離婚を求めても、浮気された人に非がないのですから請求は認められません。

別居状態が何年も続いても離婚の請求はそう簡単には通りません。

 

浮気している人の中には

「もしバレたら慰謝料を払って離婚すればいいや」

と思っている人もいるでしょう。

しかし、そう思い通りにいくとは限らず、何年もネチネチと復讐されるかもしれません。

お金で許してもらえるとは限らないということです。

 

奥さんの望みは不倫の二人を切ること

 

その奥さんは確たる証拠を手に入れたのですが、それを見せれば旦那さんの方から離婚を申し出てくると予想していました。

 

旦那さんは最初の頃は奥さんに気を使いながら浮気していましたが、段々と冷たくなっていきました。

旦那さんからしてみれば、浮気が本気になるにつれてムリに奥さんに媚びる必要がなくなってきたのです。

 

奥さんは

「離婚したら夫はあの女と再婚するでしょう。それだけは絶対に許せないんです」

と言っていました。

離婚が成立すれば誰と誰が付き合おうと自由ですから、再婚を阻止するには離婚を拒否するしかありません。

 

この奥さんはまず、浮気相手に慰謝料を請求して、次会えばさらに追加で請求する旨の書面にサインさせました。

旦那さんとは家庭内別居状態ですが、離婚するつもりはありません。

その状態が1年も2年も続けば、旦那さんと浮気相手は確実に別れるでしょう。

その後で離婚を請求する計画です。

 

旦那さんはどうすれば離婚できるのか

 

本来、浮気した人から離婚を請求しても、浮気された人が拒否すればそれまでです。

しかし、浮気した人の請求が成立する場合もあります。

それは、「夫婦関係が破綻していた」と認められること、具体的には相当の期間別居状態にあることが必要になります。

 

この「相当の期間」とは裁判所では7〜8年と判例ででています。

つまり、浮気した旦那さんが離婚するには、別居生活を最低7年は続けないといけないということです。

別居していても夫婦なので浮気はできませんし、奥さんを養う義務があります。

 

7年も自由を奪われるとは、相当大きなリスクです。

数百万の慰謝料で許してもらえる方が遥かにマシでしょう。

 

金づるにされた浮気夫

 

その奥さんは

「夫の浮気癖は病的です。

今の女と別れさせたところで、すぐに次を探すと思います」

と言っていました。

 

では、不貞の証拠をとって離婚するのか?というとそうでもありません。

離婚しても取れるお金は少ないですし、きちんと養育費がもらえる可能性も低いそうです。

 

そこで奥さんは不貞の証拠をとった上で、浮気女に接触して慰謝料や誓約書を求めました。

旦那さんとは離婚せず、同じ家で生活しています。

旦那さんとは子供やお金に関することでだけ会話しているそうです。

 

旦那さんから

「俺たちの関係はもう終わっているし、離婚した方がいいんじゃないか」

と持ちかけてきても奥さんは

「離婚はしません」

と断固拒否しています。

 

奥さんは夫婦仲をやり直そうとは思わないものの、数百万の慰謝料で離婚することも納得できないそうです。

それよりも、今後も旦那さんのお金で生活して、取れるだけのお金を取ってやろうという考えです。

 

自業自得とはいえ旦那さんの自宅での立場は散々なものでしょう。

どんなにせっせと給料を運んできても、家族からは害虫を見るような目で見られてしまいます。

旦那さんが耐え切れず家を飛び出しても、離婚が成立すのは何年も先です。

奥さんの気が済むまで、旦那さんの地獄が終わることはありません。

 

浮気された人が弱気だったら

 

最大限の復讐をするには、離婚せずに相手を縛り続ける必要があります。

しかし、それができるのは気が強い人だけでしょう。

 

浮気した人がブチギレて逆上すれば生活できなくなってしまいます。

浮気した上に暴力まで振るう人もいますが、そんな人を相手に結婚生活を続けるのは危険すぎます。

 

個人的には、復讐に何年も時間を費やすのはおすすめできません。

夫婦仲をやり直す気がないのなら、さっさと離婚した方がいいでしょう。

 

離婚した後で浮気の二人が再婚しようと、それはもう関係ないことです。

もう他人なのですから、そいつらが幸せになろうと不幸になろうとどうでもいいんです。

復讐することに執着していたら、復讐している人も不幸になります。

これまで「復讐したい!」という人を何百人も見てきましたが、復讐が大きいほど跳ね返ってくるものも大きいように感じます。

「人を呪わば穴二つ」と言うように、復讐は一発ドカンと喰らわせる程度にとどめて、ネチネチしない方が自分のためになります。

 

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