浮気の憎しみ

旦那さんの浮気に気付いて、探偵に相談するというのはとても勇気のいることだと思います。

普通、そんな家庭の恥部を他人に話したくないでしょう。

内々で解決したいと思うのは当然です。

でも、探偵に相談する人が後を絶たないのは、浮気された憎しみが何にも増して大きいからだと思います。

 

不倫が始まるパターンはいくつかありますが、一番多いのは浮気夫が女性に猛烈アタックするパターンです。

家庭も仕事も失うリスクがあるのに、何がそこまで浮気夫を突き動かすのかと言えば”刺激”、”性欲”と言い切って間違いないでしょう。

 

大半の男性は、毎日同じことの繰り返しで日々の生活にうんざりしています。

会社でこき使われ、家に帰っても冷たい態度であしらわれたら、それは当然です。

よほど熱中している趣味でもない限りは、一番強く人間を突き動かすのは性欲で間違いありません。

 

普段、誠実な人柄だったとしても、ストレスが溜まって爆発しそうなときに、それを発散させてくれそうな女性が目の前に現れたらオオカミの如く襲いかかるんです。

もちろん、本当に襲いかかったら逮捕されますから、熱烈なアプローチから始まります。

それでアタックされた女性もまんざらでもないのでしょう。

 

浮気夫に悩んで相談に来られた奥さんの中には

「相手の女性も憎いのですが、やっぱり一番悪いのは夫だと思うんです」

という悟りを開いている人もいます。

 

なぜ、そんな考えに至るのでしょう?

最初の一歩は浮気夫から始まったかもしれませんが、相手の女性もちゃんとした判断能力をもった大人です。

不倫がどういう行為なのか、誰が傷つくのか、どういう結末になるのか、全てわかった上で行為をしているんです。

 

ですから、浮気している夫も浮気相手の女も歴然とした”悪”で、その二人に憎しみをもつのは当然です。

問題は、その憎しみをどう扱い、どのような行動をとるかです。

今回は、ちょっと気が弱い依頼主さんの事例を紹介したいと思います。

 

家庭も大事!女も大事!な夫

夫の浮気

依頼主の奥さんは自力で浮気の証拠を掴み、旦那さんに詰め寄ったことがあるそうです。

よく耳にする

「家族と浮気女とどっちが大事なの!?女と別れないなら離婚よ!」

というやり取りがあったのでしょうが、さほど大きな騒ぎにはなりませんでした。

 

旦那さんが「とにかく一度話し合おう」と言い続けた結果、奥さんと奥さんの母、浮気夫と浮気女の四者会談が行われたそうです。

旦那さんからしても家族を捨てるほどの浮気ではなかったのでしょう。

 

話し合いの場で旦那さんは、自分のアタックで不倫関連が始まったことを話し、浮気女は

「旦那さんからアプローチされて断りきれずに関係をもってしまいました・・。

奥さんの立場を考えれば本当に申し訳ないことをしたと思っています・・。」

と涙ながら頭を下げたそうです。

 

全面的に非を認める二人に対して奥さんはそれ以上責めることができず、浮気女から雀の涙ほどの慰謝料をもらって決着としました。

 

憔悴しきった浮気夫

落ち込む夫

浮気女は友人関係の繋がりで出会った女性でしたが、四者会談のあと二度と会えないように連絡先も消させていました。

 

浮気夫は元々明るい性格でお喋りだったそうですが、修羅場のあとは人が変わったように憔悴しきっていたそうです。

その様子を見た奥さんは

(この人もようやく自分のしたことに気付いて反省したんだろう)

と思ったそうですが、今にして思えば、浮気夫は失恋の悲しみから打ちひしがれていただけなのです。

 

浮気発覚後の旦那さんは家族サービスをするようになり、奥さんとのスキンシップも増え、「子供が大きくなったらこんなことしたいね」みたいない夢も語っていたそうです。

 

奥さんも許す努力をしていたそうですが、何かある度に浮気女の顔が頭をよぎり苦しみ続けていました。

それもそのはず、旦那さんは反省も後悔もしておらず、ただ浮気の事実をなかったことにしようとしているだけです。

 

最初の数ヶ月こそ良き夫に戻った旦那さんでしたが、次第にまた怪しい時間が増えてきました。

奥さんとしては

「また浮気してるんじゃないの!?」

と怒りたいところでしょうが、知人から

「そういう態度をとると男は家庭から逃げる。

男が帰って来たくなる家をつくるべき」

と言われて怒らずにいたそうです。

 

その知人の言うこともわかりますが、そんなことで男が家庭を大事にするのなら、探偵という職業は成り立っていないでしょう。

 

関係が切れたことの確認を

浮気調査の依頼

奥さんが求める依頼内容とは、夫が前の女と完全に関係が切れていることを確かめたい、ということでした。

2週間程、旦那さんの素行を調査し、それで何も出なければ諦めるとのことでした。

 

旦那さんの仕事や生活パターンからして、浮気しているとすれば会社が終わった後しかありませんからその時間帯を調査しましたが、案の定というか女と会っていました。

 

中間報告で奥さんに写真を見せると

「あの女です、二度と会わないって言ってたのにぃ!」

と拳を握りしめました。

 

後日談になりますが、浮気女は最初の話し合いの後、本当に旦那さんとの関係を切ろうとしたそうです。

おそらく、これは本当だと思います。

浮気女は連絡先も消し、旦那さんからの連絡もこないようにしていました。

 

でもある日、旦那さんとバッタリ再会してしまったと・・。

まあ再会は運命的なものではなく、旦那さんがストーカーばりに女の生活圏を探し回ったのでしょう。

家と職場の大体の場所さえ知っていれば、見つけ出すのは難しくありません。

 

浮気女からしても(この人はそこまで自分を求めてくれるんだ)と拒む気持ちになれなかったのでしょう。

 

 

一度でも不倫の味を知ってしまったら、自力で再発を抑えるのは困難です。

脳が変形してしまったのかと思うほど、お馬鹿な行動に走ったり、支離滅裂なことを言いだします。

 

奥さんが夫の浮気を本気でやめさせようと思うのなら、奥さんにも強い決意と怒りが必要です。

この奥さんも、最初からもっと怒って大騒ぎしていれば、もっと早くに解決できたかもしれません。

 

法的な証拠がなければ浮気をやめさせられないわけではありませんが、奥さんが強気でい続けるためには不貞の証拠という確固とした武器があった方がいいです。

 

浮気された後も離婚しないのなら、憎しみが消えるまでとことんやらないと、ずっと憎しみが消えないことになります。

トラブルを解決するには怒りや憎しみといったエネルギーも不可欠なんです。

 

 

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